「ブログ1記事あたり、どれくらいの文字数が最適なのか分からない」
「何文字書けばSEO効果があるの?」
といったお悩みにここではお答えしていきます。
✔本記事の内容
・ブログ記事の最適な文字数について
・少ない文字数でも上位表示はできるのか
・文字数の多い長文記事が上位表示されやすい理由
・1記事あたり何文字書けばいいのかの目安
ブログを書いていると、「何文字書けば検索順位が上がるのか?」「最低何文字以上書かないといけないのか?」とったように、どれだけの文字数を書くのが正解なのか迷ってしまいますよね。
上位表示されている記事の文字数は多いと言われることもあり、ライバルのように沢山書かなければいけないと思う方もいるでしょう。
そこで、ブログ記事の最適な文字数や、目安について解説をしていきたいと思います。
この記事を読むことで、どれくらいの文字数で記事を書けばいいのか迷わなくなりますよ。それでは、いってみましょう。
ブログ記事に最適な文字数はない
結論から言ってしまうと、ブログ記事の最適な文字数というものはありません。
Googleのスタッフの中でも有名なジョン・ミューラー氏は、記事の文字数についてTwitterで以下のように答えています。
I agree with you & Mihai :). Word count is not indicative of quality. Some pages have a lot of words that say nothing. Some pages have very few words that are very important & relevant to queries. You know your content best (hopefully) and can decide whether it needs the details.
— John Mueller is mostly not here 🐀 (@JohnMu) July 24, 2018
日本語で要約すると、
「文字数は質の高さを示すものではない。ある記事は文字数は多くても、中身がない。一方で、ある記事は文字数が少なくても、重要で検索意図に答えている。」
つまり、ユーザーの検索意図に答えているコンテンツであれば文字数の多い・少ないは関係ということを言っています。
では、文字数の多さは関係ないのであれば、どのような基準でGoogleに記事が評価されるのでしょうか?
①ユーザーにとって役に立つ記事が上位表示される
Googleは「Google が掲げる 10 の事実」という以下のようなガイドラインを公表しており、これらをGoogleの検索エンジンの理想として、常にアルゴリズムのアップデートを行っています。
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google が掲げる 10 の事実
2.1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4.ウェブ上の民主主義は機能する。
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7.世の中にはまだまだ情報があふれている。
8.情報のニーズはすべての国境を越える。
9.スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10.「すばらしい」では足りない。
簡単にまとめると、
・ユーザーの悩みを解決し、役に立つ記事であること
・ページの表示速度が高速であること
・ユーザーをだまさない
・被リンクをもらえる記事は評価される
・スマホでも見やすいモバイルフレンドリーであること
となります。
つまり、ユーザーファーストを意識し、訪問してくれたユーザーにとって便利で、役に立つコンテンツをGoogleは評価するので、こういった条件を満たした記事が上位表示される可能性が高いということです。
②少ない文字数の記事でも上位表示できる
ユーザーのニーズを満たし、役に立つコンテンツを提供できていれば、少ない文字数の記事でも上位表示はすることができます。
「2,000~3,000文字以上は最低限書かないとダメ! 」と言われることもありますが、必ずしもそうする必要はなく、2,000文字以下の文字数でも上位表示は場合によっては十分に可能です。
例えば、
- 天気予報・ニュース
- 作業の手順をまとめた記事
といったような内容のコンテンツは、少ない文字数でもユーザーの知りたいことやニーズを満たすことができるため上位表示されているのはよく見かけます。
また、これはブログ記事でも同様です。
僕の書いている記事でも2,000文字以下で1~3位をキープしており、安定してアクセスがある記事は沢山あります。
少ない文字数でも上位表示できる場合は、
・他に同じキーワードで書いている人が少なく、調べても出てこないようなユーザーが欲しい情報を提供できている
・結論だけを求めていて、不要な前置きや情報は載せず、分かりやすくまとめている
・画像をメインに、手順を解説している
といった場合があります。ユーザーが知りたい情報を提供できていれば、ブログ1記事の文字数が少なくても、上位表示はジャンルやキーワードによって可能です。
【なぜ?】長文の記事が上位表示されることが多い理由
少ない文字数でも上位表示することはできるという話でしたが、実際問題は多くの場合、3,000~5,000文字以上の文字数の多い記事が上位表示を占めていることが沢山あります。
それは、なぜかというと、文字数の多い記事の方が上位表示されやすい理由がいくつかあるからです。
①ユーザーのニーズを満たした記事になりやすいため
ユーザーのニーズを満たし役に立つ記事にしようと思うと、自然と文字数は多くなります。
例えば、「SEO」や「ブログ」といったビックキーワードの場合、検索意図が広範囲に渡るため、必要な情報量も多くなります。
また、ユーザーにとって欲しい情報を端折ってしまうと、ユーザーは不便さを感じてしまいます。
具体的な情報が欲しいのに、その情報が書かれていなくて不便だと感じた経験はないでしょうか。本来であれば詳細を書いてあげるとユーザーにとっては便利で有益なのに、文字数が少ないとニーズを満たすことができないことがあります。
このキーワードで検索してきた人には、こういった情報があれば有益だなと、具体的な例などを挙げて情報を追加していくと自然と長文になり、それが結果としてユーザーのニーズを満たし、記事の評価も高くなります。
ただ、有益な記事にしようとした結果、長文になることが多いだけであって、無理に文字数を増やすことはSEO的に良いというわけではないので勘違いしないように注意しましょう。
②関連キーワードを網羅しているから
網羅性のある記事は評価が高くなると言われ、その網羅性を高めていくと記事の文字数も増えていきます。
網羅性というのは、ユーザーが調べてきたキーワード以外にも、ユーザーが知りたい関連した情報がまんべんなく記事に盛り込まれていることを言います。
例えば、「アフィリエイト 始め方」と調べたときに、ユーザーのニーズを満たすには「Wordpressの設定、ASPの登録、ドメインの取得、初期費用、稼ぐコツ、おすすめの無料ツール、おすすめのテーマ」といった幅広い情報が必要になります。
このように、関連したキーワードが網羅されたコンテンツは高い評価を受ける可能性が高いため、文字数が多いと上位表示されやすくもなります。
単純に、アフィリエイトの始め方の手順を解説しただけでは高い評価は得られないでしょう。
③専門性を高めるため
専門的な知識が必要になるコンテンツの場合、文章も長くなる傾向があります。
例えば、病気に関する記事の場合、具体的な症例や治療法などを詳しく書くと、文章量も多くなります。
特に、YMYLのようなE-A-Tの基準が重要なジャンルは、専門家が監修をして、しっかりとした内容でなければ上位表示が難しくなってきています。専門性の高い記事になると、コンテンツも濃くなり文字数も自然と多くなります。
結局、ブログ記事の文字数の目安は何文字なの?
ここまで解説してきたように、ブログ記事を書くのに最適な文字数というのはありません。
ただ、結局どれくらいの文字数を書けばいいのか「目安」を知りたいという方もいらっしゃると思います。そういった場合は、「上位表示されているライバルサイトの文字数をチェックする」のがおすすめです。
ライバルサイトの文字数を参考にする
例えば、狙うキーワードの上位3位が、どれも3,000文字以上書いているなら最低でも3,000文字以上は書くべきです。そういった、ブログや企業サイトはドメインパワーも強い場合があるため、それ以下の文字数では上位表示は難しいと考えられます。
逆に、ドメインが古く、良質な被リンクが沢山もらっているのであれば、ライバルサイト以下の文字数でも順位を抜かすことは可能です。しかし、ブログ初心者の場合、ドメインがまだまだ弱いことが考えられるため、ライバルサイトくらいのコンテンツの濃さは必要になります。
キーワードによっては少ない文字数でも上位表示ができる
狙うキーワードによっては、上位表示されている記事の中身が薄く、文字数も1,000~1,500文字以下ということもあるため、そういった場合は1,500文字程度で書いても良いでしょう。
書いた後にリライトで追記して文字数を増やすこともできるので、まずはライバルサイトを目安に書いていくのがおすすめです。
文字数をカウントするための無料ツール
ブログ記事ではSEO的に何文字書かないといけない!という決まりはありませんが、記事を執筆中に文字数は気になる部分ではあります。
そこで、文字数をカウントするのに便利な無料ツールをご紹介したいと思います。ライバルサイトの文字数を調査するときにも使え、どれくらいの文字量で書こうか目安を決めるのにも使えます。
ちなみに、Wordpressでブログを書いている方は、Wordpressで執筆しながら文字数を確認できます。
文字数カウント
文字数カウントは、テキストボックスに文章をコピペするだけで、文字数をすぐに確認することができます。
自分が今どれくらい書いているのかがすぐに分かりますし、ライバルサイトの文字数をチェックするのにもおすすめです。
Word
MicrosoftのWordが使える状態であれば、Wordで確認することもできます。
文字数がWordの左下に表示されるので、ライバルサイトの文章をコピペして何文字か確認しましょう。
まとめ:ブログ記事は文字数よりもユーザーに役立つ記事かどうかが大事
ブログ1記事の最適な文字数について解説をしてきました。
ブログ記事に何文字が適切という決まりはなく、それよりもユーザーのニーズを満たし、役に立つ記事であるかどうかが大事なポイントとなってきます。
ただし、文字数の多い記事が上位表示されやすいというのも事実で、そういった記事は役に立つ記事として書いていった結果、ユーザーのニーズを満たせています。
もし、何文字書けばいいのか迷った場合は、ライバルサイトの文字数をチェックし参考にしましょう。また、なぜこの文字数で上位表示がされているのか、見出しや内容についても確認すると勉強になりますよ。
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